「旅の輪」を意味する「キヒヌ・レースラタス」

観光ルートの起終点:キヒヌ港は、島を訪れるお客のお迎えや見送りの場所となっていますので、その観光ルートがここから始まり、ここで終わります。キヒヌ島を一周し、島の宝物を探検する旅は港から始まります。ルートの起点に戻ってくるような観光ルートであるため、その迂回路のどの所でも旅を始めたり終わったりすることができます。

ルートの長さと通過する村:ルートの長さは23kmで、途中でレムシ (Lemsi)、ローツィキュラ (Rootsiküla)、リナキュラ (Linaküla)、セーレ (Sääre)という4つの村を通ります。

ルートを通過する時間:体の調子、または旅の目的とご興味に応じて、スタートから終点までの時間がかなり異なりますので、自転車だと約4〜12時間かかります。徒歩で全ルートを通りきる時間は自転車と比べて約2倍遅くなり、つまり8〜24時間です。

ルートの状況:ルートの約80%は舗装した道で、20%は舗装していない砂利を敷いた道。ルートは歩いて、またはあらゆるタイプの自転車で、そして必要なら車でも通れます。

道しるべ:ルートのほとんどには分かりやすい道しるべが立たせてあります。

最良旅期間:「キヒヌ・レースラタス」(Kihnu Reesuratas) は一年中利用できますが、最適な時期は4月から10月です。

 

「旅の輪」を意味する「キヒヌ・レースラタス」(Kihnu Reesuratas) は、歩いて、自転車で、またはソ連時代の懐かしいサイドカーバイクに乗ってキヒヌ島の文化や自然の魅力を発見するのに最適な観光ルートです。キヒヌ島の文化関係者および観光企業の人が計画した「キヒヌ・レースラタス」は、ユネスコ無形文化遺産に登録された文化的空間や風景や海の景色などを紹介してくれます。「キヒヌ・レースラタス」を通して、私たちキヒヌ島の人々が住んでいるその貴重な生活環境を島を訪れるゲストに体験させたいのです。

 

キヒヌ島の文化的空間はユニーク。特に目立つ特徴は島の共同的な生活スタイル、多様な伝統文化、キヒヌ方言、民族衣装と自然環境です。「輪」の形はキヒヌの民族文化の中に重要な役割を果たします。例えば、伝統的なキヒヌの結婚式にお客さんは皆円形に並んでウェディングダンスをします。他に「輪」のシンボルが見られるのは、船の舵輪、自転車の輪、キヒヌの特徴的なサイドカーバイクの車輪でしょう。キヒヌ島の観光ルートは迂回路であるため、それもまた「輪」 として解釈することができます。 

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